日本の皆様こんにちは!歯科医師の大庭です。
最近、ドイツもだんだんと春らしくなってきました。
日も長くなり、すでに午後6時近くまでうっすら明るくなってきました。
2月半ばはカーニバルのお祭りがあり、寒くてもドイツの皆さんは派手に仮装してパレードを楽しんでいましたよ。
私の住む町は北ドイツの人口約12万人の町です。
一応、ドイツバーンの特急も一日に2回程停まる町です。
しかし東京に比べたら非常にのどかな田舎町です。
ドイツの街並みはとてもきれいです。
第二次世界大戦でドイツのほとんどの都市は空爆で破壊されました。
私の住む町もほとんどの建物が破壊されたそうです。
町のいたる所に空爆後と現在の写真の比較を観ることができます。
日本では全く新しい景観の町を復興させるのに対し、ドイツでは昔ながらの景観に復元させて町を元に戻そうとします。
そのおかげで、今でもメルヘン街道をイメージさせる美しい町が残っています。
さて、ドイツの歯医者さんはどのような所で働いているのでしょうか?
ドイツも日本の歯科医院と同じように、そのほとんどが小規模な診療所スタイルの所が多いです。
もちろん大学病院のような大規模な歯科医院もありますが、数は少ないようです。
歯医者さんにも一般歯科、歯列矯正科、口腔外科、小児歯科専門などとほとんど日本と同じように分類されています。
まずは自分のかかりつけの歯医者さんを決めて、その歯医者さんに定期的に検診に行くのがドイツ人のスタイルです。
これは理想であって、真面目な人は定期的に歯科検診を受けに行きますが、やはりドイツ人でも歯医者嫌いの人はいますので、全員がやっているわけではありません。
と私の知り合いのドイツ人の歯医者さんが言っていました。どの国も同じようですね!
歯医者さんの場所は結構見つけにくいです。
何しろ看板に小さく書いてあるだけで、一見すると普通の建物ですから。
そして古そうな建物の中に、超近代的歯科医院が存在するのです。
診療所の中と外観のギャップはかなりありますね。
私が今までに見たドイツの歯科医院の内装は、どこも非常に清潔で明るく感じがとてもいいです。
広々とした待合室、子供の遊具がおいてあるスペース、完全個室の治療室、レントゲン室、広々とした患者さん用のトイレ、歯磨きコーナー、相談用の個室、技工室、スタッフルーム、院長室。
全てゆったりとした作りで居心地が良いですね。
夏などテラスを待合室に使っていたりします。優雅ですね。
日本と同様にドイツでも、歯科医院はいたる所に存在します。
ドイツ人でも歯科が苦手な人が大勢います。
しかもドイツ人は甘い物が大好きです。
なので、ドイツでは歯科医院はすたれないんだな・・・と思う今日この頃です。
またドイツの歯科情報でおもしろいことがあったらレポートします。
それではまた皆様お元気で!
歯科医師 大庭美和子(ドイツ在住)